ぱる
名詞 語釈を整備・話者確認待ちカタカナ: パル アクセント表記: ⸣パル ローマ字: paru 地域: 鳩間 ✓ かな(底本カナから変換)
意味
針。縫い針。
底本の語義をすべて見る(2件)
- 針。縫い針。「~波里曾多麻敝流(ハリゾタマヘル)~。万、4128」の転訛したもの。⸢キンヌイ⸣パル[⸢kinnui⸣paru]ともいう。
- 茅葺に用いる竹製の矛。竹の先端を鋭利に削り、先端部に直径約一センチの穴を開けてシ⸢ミ⸣ナー[ʃi⸢mi⸣naː](締め縄)が通せるように作った竹矛。茅葺の屋根を葺く際に屋内にいるパ⸢ルシキ⸣プス[pa⸢ruʃi̥ki⸣pu̥su](竹矛を刺す人)が竹矛を屋根の上へ突き出し、屋根の上の⸢ヤーフキ⸣プス[⸢jaːɸu̥ki⸣pu̥su](屋根葺き人)からシ⸢ミ⸣ナー[ʃi⸢mi⸣naː](締め縄)をパ⸢ル⸣ヌミー[pa⸢ru⸣numiː](針穴)に通してもらい、それを室内へ引き抜いてタ⸢ル⸣キ[ta⸢ru⸣ki](垂木)に掛けて再度パルを屋上へ突き出して屋根葺き人へ届けるのに用いる道具。
※ この語釈は底本の記述をもとに要点を平易化したものです。かなは底本のカナ表記から変換しています。最終確認は話者・研究者の監修を経て「確定」とします。
🔈 発音: アクセント表記: ⸣パル / IPA: [⸣paru] / 記号: ⸢上がり核 ⸣下がり核(辞典表記)
用例(2)
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ぱるぬみー いとぅ ぬき(とぅーし)
パ⸢ル⸣ヌミー ⸣イトゥ ヌ⸢キ(⸢トゥー⸣シ)
針穴に糸を貫き<通し>なさい。
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ぱる すく ぴんまー ゆー あいじぇー しぇーてぃ しぅかんかー ならんだー
⸣パル ス⸢ク⸣ ピンマー ⸣ユー ⸢アイ⸣ジェー ⸢シェー⸣ティ シゥ⸢カン⸣カー ナ⸢ラン⸣ダー
家葺き用の竹矛を突き出す時は、よく合図をしながら突き刺さないといけないよ
※ 用例は底本 TEI 版のとおりです。ひらがなは底本のカナ表記から機械変換したもの、訳は底本の日本語訳です。
出典
- 加治工真市『鳩間方言辞典』(国立国語研究所, 2020)/オンライン版『鳩間方言辞典』(NINJAL NINDA) CC BY-SA 3.0 出典データ
- 加治工真市『鳩間方言辞典』TEI版(編: 中川奈津子, 国立国語研究所, 2021, 第1版) CC BY-SA 4.0 出典データ
本サイトの語彙内容は上記の出典に基づき、 CC BY-SA 4.0 のもとで提供しています (語釈は CC BY-SA 3.0、用例は CC BY-SA 4.0 の出典に由来するため、継承義務の重いほうに合わせています)。 見出しかなの最終確認は話者・研究者の監修を経て「確定」とします。