かき
名詞 語釈を整備・話者確認待ちカタカナ: カキ アクセント表記: カ⸢キ ローマ字: kaki 地域: 鳩間 ✓ かな(底本カナから変換)
意味
垣。生垣。
底本の語義をすべて見る(3件)
- 垣。生垣。竹やススキで作った垣根。石を積んで作った垣を⸢グス⸣ク[⸢gusu̥⸣ku](石垣)という。
- 猪垣。
- 魚垣。伊武田の海岸に積まれた魚垣は、深い所で約80センチの高さに積まれていた。1958年ごろまでは、鳩間島からトゥ⸢マダー[tu⸢madaː]や⸢ケー⸣ダ[⸢keː⸣da]へ通耕に行く場合、干潮時に遭遇すると魚垣の一部分の石垣を崩して⸣イダフニ[⸣ʔidaɸuni](板舟<サバニ>)を通過させ、しかる後に魚垣を積み直して修復しておいたものである。
※ この語釈は底本の記述をもとに要点を平易化したものです。かなは底本のカナ表記から変換しています。最終確認は話者・研究者の監修を経て「確定」とします。
🔈 発音: アクセント表記: カ⸢キ / IPA: [kḁ⸢ki] / 記号: ⸢上がり核 ⸣下がり核(辞典表記)
用例(6)
-
やしきぬ くしな かきし かくいてぃ やさい いび しけー
⸢ヤシキ⸣ヌ ク⸢シ⸣ナ カ⸢キ⸣シ カ⸢クイティ⸣ ヤサイ イ⸢ビ⸣ シケー
屋敷の後に垣で囲って野菜を植えてある。
-
かまいぬ かき すくるん
カ⸢マイ⸣ヌ カ⸢キ⸣ ス⸢ク⸣ルン
猪の垣を作る。
-
かきぬ みーな ぱなぬ むいべー
カ⸢キヌ⸣ ミーナ パ⸢ナ⸣ヌ ムイ⸢ベー
垣根の間<生垣の中>に花が生えている。
残りの用例を見る(3)
-
かまいぬ かけー たーぬ まーるな きーば うい ふみてぃ すくろーったぬ しーぬうちぬ かけー ぐすく しまり ぶた
カ⸢マイ⸣ヌ カ⸢ケー ター⸣ヌ ⸢マール⸣ナ ⸢キー⸣バ ⸢ウイ⸣ フミティ ス⸢ク⸣ローッタヌ ⸢シーヌウチヌ⸣ カ⸢ケー グス⸣ク シ⸢マリ ブタ
猪垣は田圃の回りに木を突き立て、編んで作られたが、インダ<伊武田>シーヌウチの猪垣は石垣が積まれていた。
-
たーぬ かき ふむん
⸢ター⸣ヌ カ⸢キ⸣ フムン
田圃の猪垣を編む。
-
いんだぱまとぅ なーぱま ふくぱまなぬ すなかなー かきぬ しまり ぶたんだー
⸣インダパマトゥ ⸢ナーパマ⸣ フクパマナヌ ス⸢ナ⸣カナー カ⸢キヌ⸣ シ⸢マリ ブタン⸣ダー
インダ浜と長浜、福浜の海中に魚垣が積まれていたよ
※ 用例は底本 TEI 版のとおりです。ひらがなは底本のカナ表記から機械変換したもの、訳は底本の日本語訳です。
出典
- 加治工真市『鳩間方言辞典』(国立国語研究所, 2020)/オンライン版『鳩間方言辞典』(NINJAL NINDA) CC BY-SA 3.0 出典データ
- 加治工真市『鳩間方言辞典』TEI版(編: 中川奈津子, 国立国語研究所, 2021, 第1版) CC BY-SA 4.0 出典データ
本サイトの語彙内容は上記の出典に基づき、 CC BY-SA 4.0 のもとで提供しています (語釈は CC BY-SA 3.0、用例は CC BY-SA 4.0 の出典に由来するため、継承義務の重いほうに合わせています)。 見出しかなの最終確認は話者・研究者の監修を経て「確定」とします。