ふち
名詞 語釈を整備・話者確認待ちカタカナ: フチ アクセント表記: フ⸢チ ローマ字: fuchi 地域: 鳩間 ✓ かな(底本カナから変換)
意味
口。
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- 口。「久知(口)」『古事記中、神武謡13』。「口 姑之」『琉球館訳語』の転訛したもの。
- 言葉。
- 端緒(タン|ショ)。糸口。はじまり。
- ~時。~方法。~仕方。
- 回数。口に物を入れる回数を表す。
※ この語釈は底本の記述をもとに要点を平易化したものです。かなは底本のカナ表記から変換しています。最終確認は話者・研究者の監修を経て「確定」とします。
🔈 発音: アクセント表記: フ⸢チ / IPA: [ɸu̥⸢ʧi] / 記号: ⸢上がり核 ⸣下がり核(辞典表記)
用例(8)
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うりぬ ふちぇーら むどぅる むのー なーぬ
ウ⸢リヌ⸣ フ⸢チェーラ⸣ ム⸢ドゥ⸣ル ⸣ムノー ⸢ナー⸣ヌ
彼の口から戻る物はない<何でも食べる>。
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ぷすぬ やなふち すな
プ⸢スヌ⸣ ヤ⸢ナ⸣フチ ス⸢ナ
他人の悪口をするな。
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うれー ふち ふこーん
ウ⸢レー⸣ フ⸢チ⸣ フ⸢コー⸣ン
彼は口下手である<口が鈍い>。
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かんぬまい ふちかざる すん
⸢カンヌ⸣マイ フ⸢チカザル スン
神様の前に願い事を口に出して唱える。
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みーぬ むいてぃる いとぅぬ ふち とぅみゆーさんばん
⸢ミー⸣ヌ ⸢ムイティル⸣ イ⸢トゥ⸣ヌ フ⸢チ⸣ トゥ⸢ミユーサン⸣バン
目が老眼になって<目が燃えて>糸の端が探されない。
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わーら ぱなしぬ ふちぇー んざしば
⸢ワー⸣ラ パ⸢ナシ⸣ヌ フ⸢チェー⸣ ン⸢ザ⸣シバ
君から話しを切り出し<話の口を出し>なさい。
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にびべーてぃ うりぬ きーふちぇー ぴっちん っさんしぇん
ニ⸢ビベー⸣ティ ウ⸢リヌ キー⸣フチェー ⸢ピッ⸣チン ッ⸢サンシェン
眠っていて彼の帰って来た時<いつどうやって帰って来たか、その方法>をちっとも知らなかった。
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ふちろー ぷすふちし ごーんてぃ ぬみば
フ⸢チ⸣ロー プ⸢ス⸣フチシ ⸢ゴーンティ⸣ ヌミバ
薬は一口でごくんと飲みなさいよ
※ 用例は底本 TEI 版のとおりです。ひらがなは底本のカナ表記から機械変換したもの、訳は底本の日本語訳です。
出典
- 加治工真市『鳩間方言辞典』(国立国語研究所, 2020)/オンライン版『鳩間方言辞典』(NINJAL NINDA) CC BY-SA 3.0 出典データ
- 加治工真市『鳩間方言辞典』TEI版(編: 中川奈津子, 国立国語研究所, 2021, 第1版) CC BY-SA 4.0 出典データ
本サイトの語彙内容は上記の出典に基づき、 CC BY-SA 4.0 のもとで提供しています (語釈は CC BY-SA 3.0、用例は CC BY-SA 4.0 の出典に由来するため、継承義務の重いほうに合わせています)。 見出しかなの最終確認は話者・研究者の監修を経て「確定」とします。